YOSHIKI LAの自宅から初のセルフ生配信 フィジカルディスタンスの重要性を訴える

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©YOSHIKI PR 事務局 社会

はじめは、 燃えた木は1本だったかもしれない、

4月10日、 YOSHIKIがニコニコチャンネル内『YOSHIKI CHANNEL』で、 LAの自宅から生配信を行った。 既に三週間目を迎えている外出禁止令のなか、 開始前のセッティングから配信中の進行まで何から何までたった1人で行う初の試み。 YOSHIKI CHANNEL Internationalの会員も含む全世界の視聴者に向けて、 日本語と英語の二ヶ国語で進行し、 「この配信が少しでもみんなの力になれば…」と2時間半に渡り、 各国のファンと交流した。

開始早々YOSHIKIは、 「1人でやるのがこんなに大変だと思わなかった。 非常事態宣言が出る前まで居てくれたスタッフのすごさを実感した。 胃が痛いです」と想定外の大トラブルに見舞われた心労を吐露。 しかしすぐに気持ちを切替え、 COVID-19に関する持論などを熱く語った。

YOSHIKIは、 「皆さんが心配でしょうがなかった」と、 ファンを心配しすぎて、 食事が喉を通らず、 この2週間で7kg以上痩せてしまった事を告白。

そして、 自身がチャリティ活動をすることについて「自分が生きてる意味が、 時々わからなくなってしまう。 でも、 チャリティをすると、 人の役に立ってることを実感でき、 こんな自分でも生きてる意味がある、 と救われる瞬間がある」と語った。 先月、 YOSHIKIが1,000万円を寄付した‟COVID-19救済基金”は賛同者も多く、 現在10億円にまで広がっているという。 YOSHIKIはさらに「時には否定的な意見もあるが、 支援の輪を広げる意味でも、 アメリカで行われているように影響力のある人物が公表する事によって支援先の認知度も高まり、 結果的に多くの人が救われる」と言葉を加えた。

そして、 ウィルスの感染の様子を山火事に例え、
「はじめは、 燃えた木は1本だったかもしれない、 ただ、 そこから次から次へと燃え移って大火事になってきている。 皆さんは動く木で、 しかも、 自分が燃えてるかどうかは検査しなければわからない。 見えない炎を持ってるかも知れず、 その炎を他の木にうつさない為に距離をおき、 今居る場所から出来る限り動かないようにしなければならない。 緊急事態宣言が出てない地域でも、 見えない炎が広がっている可能性がある。 安心してはいけない」そして「小火のときはまだ消せたかもしれないが、 これ以上広がると手に負えなくなる」と、 人々を心配する思いを伝えた。

更に「僕らとウィルスの戦いは始まったばかり。 Should have(ああすればよかった)、 Could have(こうすればよかった)など、 今は誰かを批判する時ではない。 この瞬間から出来る事をするべき。 “明けない夜はない”、 “止まない雨はない”。 1日も早い終息に向かって、 お互いに助け合い人間の強さを見せつけよう。 ギブアンドテイクに例えると、 今だからこそテイクじゃなくてギブ…最大限のギブをしなきゃいけない。 自粛することが、 ギブにも繋がる」
と持論を展開。

そして、 「こんな時だからこそ、 楽しいことや、 笑えるようなことも考えよう。 物事は考え方次第でポジティブにもネガティブにもなる。 これからは、 心のケアも必要」と語り、
今は外出自粛の為、 人々に会えなくてつらいけど、 僕らが行っている行動は、 ‟ソーシャルディスタンス(社会的距離)”というよりは、 ‟フィジカルディスタンス(物理的距離)”だと思う。 直接は会えないけど、 ネットなどを通じて交流できる。 みんなが1人きりだという孤独を感じないように、 音楽などを通してファンに寄り添えるよう出来る限りの努力をしたい、 と視聴者を励ました。

スタッフ無しの手探り状態で進め、 ファンからの他愛ない質問にも自然体で答えたりしながら2時間半が経過。 終了間際には、 胃痛がいつの間にかやわらいでいたことに気づき、 「しゃべる事って大事なんだ」と実感。 音楽家として、 人として、 これからもサポートを続けることを表明した。

配信中は、 YOSHIKIの純粋かつストレートな言葉の連続に感激した視聴者からのコメントで画面が常に埋め尽くされていた。 YOSHIKIが初めてたった1人で配信した番組は、 ドタバタ劇はあったものの、 感動と希望という多くの言葉を残し無事に幕を閉じた。

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